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  • 渡邊 健太郎

ミスを笑うものはミスに泣く。受験期にミスの対策をするのでは手遅れ。~ミスを限りなく0にするための学習法~


こんにちは。学習塾ヘウレーカで数学と化学を指導している、渡辺健太郎です。 今回は、中高生に軽視されがちな「ミス」に関する記事になります。実は、ミスを放置しておくことは、大学入試を見据える上では非常に危険な状態です。逆に、大学入試で志望校に合格する生徒は、日々の学習の際に、ミスを減らすための工夫を欠かしません。そこで、今回の記事では、ミスを放置しておくことの危険性と、ミスを減らすための3つのポイントをお伝えしていきたいと思います。

受験生になって初めて気づく「ミス」の怖さ

学校の定期試験や模試などで、「ケアレスミスが無ければもっと点数を取れていたのに」といった経験を、誰しもが1回はしていると思います。多くの生徒はこう言った感想だけで、原因に目を向けないで流してしまう傾向にあります。定期試験や模試であれば、ミスによって失点しても、実害は殆どないと言っても過言ではありません。 しかし、これが受験での失点となると、ただのミスでは済まされません。なぜなら、大学受験では、合格最低点のボーダーラインの上下数点以内に数百人いると言われているからです。つまり、ミスを1つ減らすだけでも、難関大学の合否が異なる受験生の人数は相当な数に上るということです。 ですから、多くの生徒は受験期になって初めて、ミスのを減らすことの重要性に気付いて対策を始めますが、大半の場合はミスが直らないまま、受験を迎えてしまいます。ここでの問題点は、受験期になるまでミスに対して真剣に向き合う機会がない点です。この原因は、一般的な学習指導が、点数を取り切ることより内容の理解が優先されるため、ミスの重要性について触れる事が少ない事です。そのため、生徒もミスを重大に捉えることができないのです。 そこで今回は、受験生になる前の中学生の段階から取り組むべき、ミスの原因分析・改善策の実行について深く追求していこうと思います。 まずは、原因分析の方法について話します。ヘウレーカでは、ミスリストを導入することで、ミスの原因を追求する習慣を身に着けています。ミスリストの記入方法は、学習の際に生じたミスの原因と回数を日ごとに記載していくというものです。以下に、ミスリストの簡単な例を示します。

ここで、ミスリストをより効果的に活用するためのポイントを2つ紹介します。 ・ミスをしやすい部分の傾向を把握 ・ミスリストの運用期間を設定

ミスの傾向把握でミスの発生確率を低下

それぞれについて詳しく見ていきましょう。 まずは、ミスの原因の集計から、ミスをしやすい部分の傾向を把握することについてです。これが重要な理由は、ミスをしやすい場面が訪れた時に、普段以上に注意力を高めることができるからです。これにより、ミスが発生する確率を低くする事が可能になります。 さらに、この際に欠かせないことは、ミスの原因を具体的に記入することです。なぜなら、抽象的な項目では根本となる原因にアプローチできないからです。上記の例では、抽象的な原因の「計算ミス」と具体的な原因の「分配法則」などを挙げています。 「計算ミス」だけでは、具体的な改善策の立案まで至りません。つまり、行動が伴わないので、いくら分析をしても効果がほとんどありません。一方で、ミスの原因が「分配法則」なのであれば、分配法則の時は途中式を意識的に多く書くなど、具体的な対応策を講じることができます。このように、改善策を立案するために、原因を具体的に記入することは非常に重要です。

運用期間を設定してモチベーションアップ

次のポイントは、ミスリストの運用期間を設定する事です。期間を設けることで、ミスに本気で向き合う環境を構築することができます。 特に、中学生がミスに着目しない理由は、ミスによる失点に対する危機感が薄いことにあります。なぜなら、中学生がミスで失点しても、大学受験不合格のような大きな失敗に繋がらないからです。このような時に、期間を設け、ミスに対して本気でミスに向き合う時間を作ることが大切になってきます。 ヘウレーカでは、「○月○日までにこのミスを△個に減らす」という約束を、講師と生徒で交わし、その期間は講師・生徒共に徹底的にミスの減少に拘る期間として活用しています。 ここまでは、傾向分析の方法とそのポイントについて話してきました。ここからは、実際にミスの原因を改善するための習慣とポイントについて話していこうと思います。

ミスの項目を選択・集中

ここでのポイントは、日々の学習に取り組む際に、注意して取り組むミスの項目を1~3個に絞ることです。なぜなら、人間は1度に沢山の事に注意を払うことができないからです。優先順位としては、上記のミスリストのうち、ミスの多いものから取り組んでみてください。 例えば、1番多いミスが「分配法則」であれば、1日の学習で分配法則のミスを0にするように目標を設定します。この際に、上記の例で挙げた、分配法則の時は途中式を意識的に多く書くなどのような、具体的な改善策まで実行することを意識してください。 このように注意するミスの項目が決まっていれば、演習中に分配法則の場面が訪れた時に、目標設定どおりの改善策を実行したり、少しペースダウンをしたりすることで、ミスを防ぐ練習を積み重ねる事ができます。 以上のように、ミスを無くすためには、ミスの傾向を分析し、ミスが発生しやすい部分の対策を講じることの繰り返しが必要不可欠です。ですから、受験期になってから気付いて対策をしても間に合わない可能性が高くなります。志望校合格の確実性を上げる為にも、ミスが殆ど起こらない状態で受験期を迎えたいものです。

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